規模は小さいながらもロシア絵本の絵本のネットショップまで立ち上げてしまった今日このごろ。動機は「好きだ」というだけで十分だと思うのですが、せっかくの機会なので、少しずつロシア絵本の世界について調べてみることにしました。
それで、この『芸術新潮』2004年7月号。東京子ども図書館資料室で見つけました。特集は「ロシア絵本のすばらしき世界」。わかりやすい内容のような(気がする)ので、この雑誌を入口に、今まで知りえたことも整理しつつ、その「すばらしき世界」が何なのか探っていくことにします。
表紙の絵本は『四つの色について』。詩=ニーナ・サコンスカヤ、絵=リジヤ・ポポーワ、1930年刊(第3版)、沼辺信一氏蔵。この沼辺氏がこの特集の解説者です。
沼辺信一(1952年~)さん:雑誌には収集家・研究者、20世紀芸術史とあります。ご本人のブログに詳しいプロフィールがありました。(http://numabe.exblog.jp/15015271/)
それにしてもこの表紙。風船を手放してバンザイ状態の少女たち。失われたものはもう二度と戻らない…それが、すなわちロシア絵本のある時代の輝きを示唆しているとすればちょっと切なくなってしまう扉絵ですね。
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ロシアの絵本「カランダーシ」
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